私の好きなカメラは小型軽量
カメラ歴をたどると、フィルムカメラからデジタルカメラ、そして、いまや、そのデジタルカメラも一眼レフよりもミラーレス一眼カメラが人気である。
人気の理由を分析すると、ミラーレスの方が小型軽量でオートフォーカスが高速化したことがある。
遠い昔、NikonF3でフィルムカメラを使用していたころ、正直言って、カメラ撮影を楽しんだことはなかった。ねぜなら、カメラ撮影は仕事の一部であり、現像・焼き付けも自分でやっていたので、先立つ感情は「やれやれ」だった。
久しぶりにカメラを初めて最初に考えたのは、ミラーレス一眼の最大の特徴・小型軽量を実現している機種を探すことだった。
確かに、たくさんあるのだが、やはり、カメラの作り出す絵作りも重視した。というのは、フルムカメラ時代は何と言ってもレンズが重要だったが、ミラーレス時代になって、センサー(撮像素子)を積むボディーの役割が増したからだ。
小型軽量で絵作りの良さを感じさせたのは、まずはセンサーサイズがASP-Cのフジフィルムのカメラだ。
フジフィルムは上位機種と中位機種のセンサーは同じものを採用している。そのため、写りはほぼ差はない。中位機種は上位機種に比べて小型軽量だから、数ある機種の中から選んだのは、X-T20とX-E3だった。

撮影機種:SONY RX100M5
なかなか姿形も端正なカメラである。
どちらもボディーは300g台と軽量。どこに持ち歩くにも決して億劫にならないサイズ感である。
その2台に合いそうなフジフィルムのレンズを次々と手に入れた。レンズの話はまたいずれしたいと思うが、どれも価格の割には素晴らしい描写力だ。フジフィルムがカメラ好きにされるのは分かるような気がする。
ゲームチェンジャーには敬意を評する!しかし・・・
ところが、2018年2月、ゲームチェンジャーが登場した。
翌年まで、ハイアマに人気のマップカメラで売り上げナンバー1を続けたソニーのα7Ⅲである。
フルサイズミラーレスだが、売り出し価格は20万円台前半。「安かろう。悪かろう」ではない。連写やAFは上位機種に勝るとも劣らない水準。バッテリーの持ちも従来のフルサイズ機を大幅に上回るというのだから、大人気になるのは当然のことだ。
その人気ぶりに、フルサイズは一眼レスと高をくくっていたキャノンやニコンも黙視できず、慌ててフルサイズミラーレスを2018年後半に発売したが、その内容はむしろ多くのカメラファンを失望させた。
「なんだ。後発機なのに、値段も機能もα7Ⅲに勝っていないではないか」
概ね、多くの人がそう思ったのではないか?
もちろん、私はゲームチェンジャーとしての歴史的役割を果たしたα7Ⅲを選んだのは自然の成り行きだった。

撮影機種:RX100M5
さて、APS-Cとフルサイズミラーレスを手にしたが、どうも海外旅行に持ち出す気にはなれない。
どうしたものか?
気分の問題なのかもしれないが、海外旅行はなるべく持ち物は軽量にしたいものだ。
そこで、私はまずゲームチェンジャーのソニーに敬意を評し、高級コンデジと呼ばれるRX100M5を仲間に入れ、そして今年1月にLeica C-Luxを手に入れた。

撮影機種:iPhone8
2019年は怪しい雲行きだ
さて、2019年、私のカメラ遍歴はどこに向かおうとしているのか?
なにか怪しい雲行きだ。
私は頭のおかしな方向に以降としているのではないか?
いや、まともなはずだ。
自分でも危ない方向に向かおうとしているような予感がする。
コメント