キヤノンEOS R5の驚きスペックに違和感を感じる理由とは?

CAMERA COLUMN
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キヤノンがコロナ不安の中でEOS R5の高スペックを公開

キヤノンUSAが「EOS R5」のスペックを公開

世界各地で新型コロナの感染が止まりません。

日本でも全国に拡大した緊急事態宣言をゴールデンウィーク後も延長し、長期化するのではないかという観測が出ています。

そんななか、なぜか、日本ではなく、米国のキヤノンUSAが現在開発中のフルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」の動画スペックを公開しました。以下がそのグーグル翻訳です。(参考:キヤノンUSA

  • 最大29.97 fpsの8K RAW内部ビデオ録画
  • 4:2:2 10ビットCanon Log(H.265)/ 4:2:2 10ビットHDR PQ(H.265)で最大29.97 fpsの8K内部ビ​​デオ録画。
  • 4:2:2 10ビットCanon Log(H.265)/ 4:2:2 10ビットHDR PQ(H.265)で最大119.88 fpsの4K内部ビデオ録画。4K外部録画も最大59.94 fpsで利用できます。
  • センサーの全幅を使用して、8Kおよび4Kビデオキャプチャを切り取ることはできません。
  • すべての8Kおよび4K記録モードで利用可能なデュアルピクセルCMOS AF。
  • Canon Logは、8Kおよび4Kの内部記録モードで利用できます。
  • キヤノンが最初に、EOS R5は5軸の体内画像安定化を特徴とします。これは、多くのRFおよびEFレンズを備えたオプティカルISと連携して機能します。
  • デュアルカードスロット:1x CFexpressおよび1x SD UHS-II。
キヤノン「EOS R5」はゲームチェンジャーになるか?ソニー切り崩しに向けて反転攻勢
2020年はキヤノンが本格的に反転攻勢に転じる キヤノンが驚きのスペックで新型フルサイズミラーレスの開発発表 ニコンがAF性能を大幅に強化したプロ向けのフルサイズ一眼レフ「D6」を正式発表した翌日、キヤノンは「D6を買うのはまだ待て」と言わんばかりに、高スペックなフルサイズミラーレス「EOS R5」の開発を発表しました。(ニュースリリース) キヤノンは2018年にフルサイズミラーレス「EOS R」を発売しましたが、ボディ内手ブレ補正はなくデュアルスロットにも対応していない平凡なスペック内容でした。 しかし、今回開発発表された「EOS R5」は、以下のように、大幅にスペックを改善し、ユーザーの注目を集めています。 新型のフルサイズCMOSセンサー 静止画切り出し可能な8K動画撮影 メカシャッター12コマ/秒、電子シャッター2012コマ/秒 キヤ...

4Kだけでなく8KのRAW動画を内部収録できるだけでなく、全動画モードでクロップなしという、動画クリエイターにとっては夢のようなスペック。

この情報を受けて、動画系ユーチューバーらが「凄すぎる」「化物スペック」「キヤノンの本気」などと驚愕する動画をアップしていますが、おそらく一般のカメラユーザーには違和感を感じる人が多いと思います。

私もその一人です。

キヤノンEOS R5に違和感を感じる理由とは?

image:キヤノン公式サイト

まずは、いつ発売されるかも分からず、情報だけが先行する商法に対する違和感。さらには価格も50万とか60万とか言われるカメラを、いまのご時世、どれだけの人が買うのだろうか?

プロの映像クリエイターなら魅力を感じるのも分からなくはないが、一般のカメラユーザーにはオーバースペックかつ高額すぎる。

休業を余儀なくされて収入減に直面する多くの人々にとって、アフターコロナの時代に求められるカメラとはずれまくっているようにも感じます。

このズレは、スマホが流行している時代に大きく重い一眼レフカメラを量産していた光景と重なってくるようにも見えます。

もっとも、キヤノンが社運をかけてEOS R5を20万円台で発売するというのなら、ゲームチェンジャーになるのかもしれません。

2018年、ソニーのα7Ⅲがゲームチェンジャーになった理由は何か?

高スペックのカメラは高額が当たり前の時代、ソニーはフルサイズカメラをAPS-C並みの価格で発売したことがサプライズを生み出したのです。

キヤノンの経営陣がそれほどの決断ができるのかどうか?

従来思考の経営では、ますますカメラが売れない時代に拍車をかける恐れがあります。

業界最大手として、アフターコロナの時代に、みんなが購入し街に持ち出したくなるカメラとはどんなカメラのか、もう少し深く考えて欲しいと願うのです。

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なぜ、富士フイルムのX100Vがダントツの人気なのか?

消費者はスペックよりもコンパクトで低価格なカメラを求めている

富士フイルムX100V

この2~3年でカメラの性能は大幅に向上しました。

AF速度が多少違っても実用には困るものでもありません。

今後のカメラの主流はスペックよりもスタイリッシュでコンパクトかつ低価格なカメラになるのではないか。

マップカメラが3月の新品デジカメランキングを発表しましたが、結果を見て、その意を一層強めました。(参考:THE MAP TIMES )

  1. X100V(富士フイルム)
  2. OM-D E-M1 Mark III(オリンパス)
  3. Z50(ニコン)
  4. α7Ⅲ(ソニー)
  5. X-E3(富士フイルム)
  6. α6600(ソニー)
  7. X-H1(富士フイルム)
  8. IXY 200(キヤノン)
  9. α7RIV(ソニー)
  10. GR III(リコー)

マップカメラは次のようにコメントしています。

首位を獲ったのは、前回3位のFUJIFILM X100V。2位以下を大きく引き離しての1位です。
というのも、前回2月27日発売のシルバーボディに続き、今回3月12日ブラックボディの登場で、さらに販売数を伸ばすことになったからです。2ヶ月連続リリースというFUJIFILMの作戦が、功を奏した模様です。
最近のカメラは、どちらかというとブラックボディの方がシルバーボディより人気が高い傾向にあるのですが、そのブラックをあえて後発で出すあたりも作戦のうちか?
今回、ブラックの方が倍以上の販売台数を記録しました。でもこれはシルバーが品薄状態になってしまったせいでもあります。ちょっとレトロな外観を持つカメラだけに、シルバー・ブラックどちらを選ぶか悩みどころ。貴方なら如何しますか?

私もX100Vのブラックを購入しましたが、数あるカメラの中でも、これは素晴らしいカメラだと感じています。

というのは、①スタイリッシュ②性能③価格のバランスが優れているからです。

ダントツの人気になっているのは、ユーザーとしても十分理解できます。

富士フイルムX100VブラックはまるでLeica M10ミニ!いつも持ち出したくなるルックスだった
X100Vブラックは想像以上に良かった! 良いカメラの条件は外に持ち出したくなるルックス 2020年3月12日は待ちに待ったX100VBlackの発売日。本日13日、我が家にもブラックが到着しました。 X100Vについては、センサーがX-T3など最新センサーを搭載しているので、X-T3ユーザーの私としては性能面では全く不安はありませんでした。 過去にX100Vの特徴や魅力を解説しているので、ご関心のある方はそちらもご覧になってください。 これまで私はミラーレス化が進む現代カメラは小型軽量でなければ、スマホカメラに負けると強調してきました。 写真はスマホでも撮影できますが、スマホは決して撮影しやすいものではなく、なおかつ実に味気ないものです。 携帯性では劣っていても、ファインダーを除いてシャッター音を聴きながら撮影するカメラの魅力は格別です。 ...

メーカーはもっと街に持ち出したくなるスタイリッシュなカメラを

Leica M4(左)とLeica M3(右)

これまでカメラ業界は多少、大きくて重くても高スペックならば消費者は理解してくれるだろうと考えてきました。

しかし、スマホの一般化、新型コロナによる自粛生活によって、人々の生活様式や意識が大きく変化しようとしています。

カメラを持ち出すとすれば、ファッションの一部として成立しなければ、スマホには到底、太刀打ちできません。

私は最近、ライカに軸足を移しつつありますが、ライカはそのへんをものすごく意識しています。

カメラの性能や機能でいえば、ソニーや富士フイルムの機種の方が優れているのかもしれません。

しかし、カメラを選ぶというのは、そうした性能やスペックだけではないのです。

しかも、所詮は個人の趣味カメラです。

大きなカメラを持ってプロらしい装いでクライアントを安心させる必要もないのです。

最近はライカM3やM4、ニコンSPといったフィルムカメラの空シャッターを楽しんでいます。外出自粛の中で、私のようにフイルムカメラの空シャッターを楽しむ人が増えているようです。

確かに、レンジファインダーのシャッター音には癒されます。

フィルムカメラは見て良し、触って良し、シャッター良しの歴史的な機種がたくさん存在します。

生活ファッションの一部としてのカメラ。そんなことを考えていると、私のようにデジタルのスペック競争に辟易してフィルムに目を向ける人が増えると感じます。

アフターコロナは高スペックなEOS R5とは真逆のフィルムカメラを久しぶりに楽しもうと思っています。

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