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復刻ノクチ「Noctilux-M 50mm F1.2 ASPH.」はライカ沼脱出レンズ!(カメラ雑談&作例あり)

趣味カメラは決して「最新=最善」とはいえない名カメラマン不要の超ハイスペック競争時代に突入2021年夏、東京のコロナ新規感染者数は1日あたり5000人を突破した。しかも、猛暑と大雨を繰り返し、とても気楽に街スナップに出かける気分になれない日が続いている。このため、気乗りしない撮影は休んで、最近はゆっくり本業の執筆に専念している。ただ、当ブログには更新を楽しみに訪問してるカメラ・写真ファンも少なくない。本当に感謝に堪えない。それゆえ、今回は最近のカメラ事情をめぐる雑談と今年購入した最も高価なレンズ「Noctilux-M 50mm F1.2 ASPH.」について語りたいと思う。東京五輪でトライアル...
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フィルム時代の銘玉「Ai AF NIKKOR 180mm F2.8 ED」は小型軽量で優れた描写力だった!Web写真展「変貌する渋谷」

大口径望遠レンズ「Ai AF NIKKOR 180mm F2.8 ED」はスナップに使えるサイズ感ニッコールの銘玉「180mm f2.8」の系譜東京五輪は連日、日本勢のメダルラッシュが続いている。過去、金メダルの最多獲得数は2004年アテネ大会と1964年東京大会の16個だったが、今日現在、日本勢は17個と過去最多を更新した。一方で、東京はコロナ禍が拡大し、1日の新規感染者数がとうとう3000人を超えた。複雑な思いで東京五輪を観戦している人も多いと思うが、選手に罪はない。開催された以上、悔いの残らないように全力を出し切ってほしい。コロナ禍で積極的に撮影に出かけにくい日が続いているので、最近はも...
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Canon EOS RPは「安い、軽い、フルサイズ」の3条件が揃ったミラーレス!私が選んだレンズシステムも紹介(作例あり)

なぜ、EOS RPは唯一無二のミラーレスなのか?初キヤノン機は圧倒的個性を感じたEOS RPを選んだ若い頃、仕事のためにNikon機(F3)で写真撮影を覚え、長いブランクを経て、趣味カメラとして、Leica、SONY、富士フイルム、PENTAX、そして再びNikonのFマウントを選んできた。どのメーカーにも得意分野があるため、可能な限り、売却することなく、ケース・バイ・ケースに応じて機種を使い分けている。フィルム時代は描写や色味はレンズとフィルム、とくにフィルムの種類に依拠する度合いが高かった。しかし、デジタル時代の現在はセンサーと画像処理エンジンの違いによって絵作りが異なる。たとえば、富士フ...
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ポートレートの銘玉「AI AF Nikkor 85mm f1.4D (IF)」は抜群のスナップレンズだった!フィルム時代の大口径レンズが魅力的な理由(D850撮影の作例あり)

なぜ、フィルム時代の「AI AF Nikkor 85mm f1.4D (IF)」に魅力を感じたのか?単なる大口径レンズとは異なる性格が付与された銘玉当ブログの読者はお気づきだと思うが、最近はD850にFマウントレンズを装着して撮影する頻度がとても増えた。ニコンを代表する高画素機D850は、自然かつ素直な描写であったり、芳醇でリッチな描写だったり、実に写真の仕上がりが楽しいからだ。もちろん一眼レフならではのシャッター感覚やファインダーの気持ち良さもある。ただ、それに止まらない魅力をFマウントレンズには感じている。時代は一眼レフからミラーレスに大きく舵を切っている。一眼レフ時代のFマウントは過去の...
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ニコンD850は夜の描写も美しかった!有効4575万画素でも高感度耐性は問題なし(作例あり)

有効4575万画素、高画素機D850は夜のスナップ撮影に使えるのか?Nikon D850で多用する安くて軽い単焦点レンズの紹介ニコンといえば、世界のプロカメラマンから愛された一眼レフの一流ブランド。その一眼レフの時代も終焉し、いまやミラーレス全盛の時代だ。それゆえ、この先、ニコンが新型の一眼レフを開発・販売するかも不明だ。もしミラーレスに全振りなら、プロ仕様のD6、高画素のD850、スタンダートなD780がニコン史における最後のレフ機ということになる。そんなカメラ史の節目だからこそ、最後のレフ機になるやもしれないD850を入手した。D850なら広大な沼地のように存在するFマウントレンズを楽しむ...
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高画素Nikon D850は歴史的名機の予感がする!使用感と撮影結果は?フルサイズPENTAX K-1 MarkⅡとの比較や作例あり

D850はニコン最後の高画素一眼レフになるかもしれない「頑張れ!ニコン」の思いも込めてD850を購入した今年4月、ニコンが年内に一眼レフカメラ本体の国内生産を終了すると報じられた。本当だとすれば、70年以上続いた国内生産の幕が下りることになる。若い頃、ニコン機で仕事を始め、カメラや写真のノウハウを学んだ私にとって、あのニコンが国内生産を終了するというのはひとつの時代が終わったような気分でもある。というわけで、先日、ニコンD850を購入した。以前から気になっていた機種である。Zマウントのミラーレスのデザインは「じゃない感」を拭えないが、D一桁機と高画素のD850はニコンの本気が詰まっている。スナ...
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30年ぶりに名機・Nikon F3で撮影して実感したこと!Web写真展「AI NIKKOR 50㎜ f1.4が撮った都市風景」

ニコンのフラグシップ「Nikon F3」はフィルム入門に最適な名機30年ぶりに「Nikon F3」で撮影したくなった月日が流れるのは早いものだ。私が仕事用にNikon F3を新品で購入してから40年になろうとしている。雨の日も風の日も故障のひとつなく撮影してくれた相棒だったが、30〜40代は仕事に忙殺され、撮影する心の余裕がなかった。休日は休養に当てたいほど疲れ切った日々だった。2010年代になって心に余裕が生まれると、「仕事は程々に、やりたいことに熱中する生活に切り替えたい」と思うようになった。写真撮影の現場を離れて30年近く。現場を離れていた間に発売されたカメラやレンズを見渡し、欲しい機材...
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無名の写真家・工藤正市から学ぶフィルムの伝える力!最初のフィルムカメラは何が最適か?(作例あり)

無名の写真家に感動しフィルム写真の魅力を再認識した日本にもあった「ヴィヴィアン・マイヤー」のような話日本にもヴィヴィアン・マイヤーは存在した。いや、彼女のようなストーリーがあったと申し上げた方が正確かもしれない。ニューヨークを撮り続けたヴィヴィアン・マイヤー(Wikipedia)は、近年、写真愛好家を驚愕させた女性写真家だ。生前、15万点以上の写真を撮りながら、1点も発表せず、この世を去った。2007年、シカゴ在住の青年がオークションでそのネガを入手。ブログに掲載したことから世界中で話題となり、写真展のみならず、ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が製作、公開された。最近、似...
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M型ライカユーザー必携の大口径レンズ!コシナの「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」は優れた和製ノクチルックスだった(作例あり)

「NOKTON 50mm F1.2」と「Noctilux-M 50㎜ F1.2 ASPH. 」の比較高感度性能が向上したデジタル時代に大口径レンズは本当に必要なのか?フィルムカメラで仕事していた頃、F値の明るい大口径レンズは憧れだった。とくに、レンズを通した画像が見える一眼レフだと、F値の明るさはファインダーの見え方に影響したからだ。大口径だと明らかにファインダーが明るい。明るいということはフォーカシングが楽だし、気持ちも良い。それゆえ、フィルム時代、国内外のメーカーが大口径レンズの開発競争を繰り広げたのは、ある意味、当然の成り行きだった。しかし、いまはミラーレスの時代だ。適度な明るさに修正さ...
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表現の幅を広げるマクロレンズ選び!SONY純正「FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)」を選択した理由とは?(作例あり)

コロナ禍の外出自粛でもマクロレンズが新たな喜びを与えてくれるカメラ・レンズ選びは本音解説が必要だ5月31日に期限を迎えるはずだった新型コロナウイルスの緊急事態宣言。医療体制の懸念や変異ウイルスの感染拡大で、6月20日まで延長することが決まった。カメラ・写真愛好家にとっては、引き続き、積極的に街や観光地に繰り出して撮影する気分になれない日々が延長されることでもある。1日も早く、心の呵責や不安なく、気楽に撮影できる日が再来することを祈りたい。私自身、極力、人流の一員にならないように撮影を抑制中だ。運動不足解消を兼ねた軽い近所スナップにとどめている。そんな憂鬱な日々の中で、プロの写真家たちがメーカー...