表現の幅を広げるマクロレンズ選び!SONY純正「FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)」を選択した理由とは?(作例あり)

スナップ
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コロナ禍の外出自粛でもマクロレンズが新たな喜びを与えてくれる

カメラ・レンズ選びは本音解説が必要だ

5月31日に期限を迎えるはずだった新型コロナウイルスの緊急事態宣言。医療体制の懸念や変異ウイルスの感染拡大で、6月20日まで延長することが決まった。

カメラ・写真愛好家にとっては、引き続き、積極的に街や観光地に繰り出して撮影する気分になれない日々が延長されることでもある。

1日も早く、心の呵責や不安なく、気楽に撮影できる日が再来することを祈りたい。

私自身、極力、人流の一員にならないように撮影を抑制中だ。運動不足解消を兼ねた軽い近所スナップにとどめている。

そんな憂鬱な日々の中で、プロの写真家たちがメーカーへの忖度なし、本音で語る「カメラマン 間違いだらけのレンズ選び!!&レンズBOOK2021」が発売された。

月刊誌「カメラマン」は昨年、他のカメラ誌と同様に、メーカーから広告出稿が激減したため、休刊となった。しかし、メーカーの広告に頼らず、読者の購読料で運営するムック本として復活。広告頼みではない分、ユーザー目線の内容を貫いている。

この雑誌に関しては、以前、詳しく紹介したので、そちらも参考にしていただきたい。

スナップに最適なカメラは何か?カメラはデザインとサイズ感だ!(2020年〜2021年版)
 2020年はカメラ業界の衰退が可視化された1年だった カメラやレンズの性能は大幅向上したが・・・・ 2020年もあと数日で終わる。 今年は1月にマカオを旅行したあと、1月下旬、中国でコロナ問題が発覚。5月に予定していたパリ長期滞在は中止。とうとう年末までコロナ問題がニュースの中心を占める年となった。 一時はスナップ撮影に出かけるのも憚れるほど「外出自粛」「STAY HOME」が推奨されたが、そのおかげで、かつてないほどカメラやレンズを買い込んだ1年でもあった。 今回は、私が個人的に使用してスナップに最適なカメラはどれだったのか記したいと思う。 その前に、カメラ...

今回の「間違いだらけのレンズ選び!!&レンズBOOK2021」は、「レンズ選び」がテーマだが、カメラの話も結構、登場する。とくにキヤノンの「あの値段出してこの写りかよ・・・ってのがキヤノンには多かった」話が面白い。

一方、ニコンのレンズは大絶賛。コシナやシグマにも高評価という読後感だった。で、ソニーは?

今回も、カメラ・レンズ好きには痛快で興味深い話が満載だった。「写真家がメーカーに配慮なしに本音で語ると、これほど面白いものなのか」と改めて実感した。

詳しくは、購入して読んでいただきたい。

メーカーの宣伝優位の雑誌ではなく、ユーザーのためのカメラ誌が存続することは重要だ。

今回も広告はニコンとシグマのみと少なかった。「カメラマン」は購読料が頼り。健全なカメラ文化を守るために購読という形で協力したいものである。

私がマクロレンズを選ぶ際に重視したこと

その激辛雑誌で「質量ともに他を圧倒」と評されたソニー。私もソニーユーザーになって長い年月がたった。

にもかかわらず、ソニーEマウント用のマクロレンズを一本も持っていなかった。スナップ中心だったので、マクロレンズの必要性をさほど感じていなかったのだ。

しかし、コロナ禍で積極的に外出しづらい時代になった。

そうなると、遠方の街や観光地に出かけなくても、身近なモノや近所の花鳥風月も記録しようと思うようになった。すると、当然、マクロレンズが欲しい。

マクロレンズがなくても、接写リングがあれば、マクロ撮影は可能だ。以前、オールドレンズと接写リングで急場を凌いだ話はnoteに記した。参考にしてほしい。

【第17話】マクロレンズが欲しい!40年前の機材で代用システムを組んでみた(作例)|さきょう|note
コロナ禍に加えて日本列島に梅雨の季節がやってきた。 「つべこべ言わずに家でじっとしていなさい」。お天道様まで、そう言っているような気分になる。 反骨精神が旺盛な私でも、さすがに感染症には逆らう気になれない。なんせ、相手は姿が見えず、感情をもっていないのだから、戦っても勝てそうにない。 今年はカメラ機材が増えたの...

急場を凌ぐにはそれでもいいが、しっかりしたマクロレンズが欲しい。しかも、スナップにも使えるマクロレンズが欲しい・・・

というわけで、Eマウント用のマクロレンズ(AF)を調べてみると、次の3本が候補に上がった。

  • SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art(2020年10月発売、710g、約8万4000円)
  • SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art(2018年7月発売、570g、約5万0000円)
  • SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS(2015年6月発売、602g、約13万0000円)

発売時期が新しい順に並べたが、私は、最も発売時期が古いソニー純正「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」を選択した。

 

それはなぜか?

理由は次の3点。

  • 唯一、手振れ補正が内蔵されているので、手持ちでも容易にマクロ撮影が可能だ
  • スナップ使用でもGMレンズ並みの高解像でシャープな描写力がある
  • 純正レンズなので静かで高精度なAF駆動が期待できる

正直言って、シグマか純正ソニーか、とても悩んだ。

価格は異なるが、重さはほぼ一緒。発売時期の新しい「SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO | Art」や「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO | Art」も魅力的だった。

考えた末に手振れ補正内蔵と純正レンズという点を重視した。

で、問題は「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」の描写力である。マクロとスナップ、双方で撮影した作例をご紹介したい。

ソニー純正「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」 マクロとスナップの描写力

手振れ補正内蔵ゆえに手持ちのマクロ撮影も心配なし

マクロ撮影する際、最も避けたかったのは三脚で撮影することだった。

特に、街スナップ中心の私にとって、三脚は荷物重量を増やすだけでなく、街ゆく人に物理的・精神的な負担をかけかねないと思ったからである。

スナップは気配を消して静かに目立たず撮影したい。その流儀に最も反するのが三脚を立てたマクロ撮影だと考えた。

その意味で、ソニー純正の「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」は手振れ補正を内蔵しているので、三脚に頼る必要性が薄れる。スナップついでに道端の花をさりげなく撮影できる。

まずは、道端に咲いていた花のマクロ写真。もちろん手持ちで撮影した。

花粉まで映り込んでいるような高精細な描写である。カメラは高画素機α7RⅢを使用した。

もちろん、コロナ禍のいま、マクロ撮影の中心は自宅での撮影かもしれない。

次は自宅でのマクロ撮影。被写体は、1950年代に誕生した国産レンジファインダーの最高峰・Nikon SP Black Paint。当時の技術者や職人の精緻なモノづくりを記録に残しておきたいと撮影した。

こちらはα7Ⅲで撮影した。

いかがだろうか?

普段、何気なく見ている日常品でもマクロの世界はまた別世界の画像になるものだ。その非日常性がマクロ写真の魅力だと思う。

ただ、マクロレンズを選ぶ際、ひとつ留意することがある。

それは、レンズ先端から被写体までの距離、ワーキングディスタンスだ。

焦点距離の短いレンズだと被写体に寄って撮影する際、レンズフードや自分自身の影が映り込んでしまうことがある。このため、私はワーキングディスタンスの長い中望遠レンズ(90㎜)を選んだ。

35㎜や50㎜など標準域のマクロレンズは軽量コンパクトなので選びたくなるが、ワーキングディスタンスを注意することが重要だ。

スナップにも使える!実は用途の広いマクロレンズ

花鳥風月を専門に撮影している写真家は別として、一般の写真愛好家にとってマクロで撮影する機会はさほど多くはないと思う。むしろ、中景・遠景を撮影することが多いのではないだろうか?

しかし、マクロ撮影するときだけレンズ交換するのは面倒だ。いっそのこと、マクロレンズをそのままスナップにも活用したい。

今回、私が「FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)」を選んだ理由の一つに、日常的なスナップ撮影に使用しても、十分以上の描写力を秘めていたからだ。

というわけで、街でマクロ撮影後にスナップした作例をご覧いただきたい。

撮影者:SONY α7RⅢ +  FE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)

撮影補助:さきょう

「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」の撮影を終えて

当サイトは最近、読者の通信回線に負担を与えないように、10%ほど画質を落とした写真を掲載している。

それでも高精細な表現力が伝わったのではないだろうか。マクロとスナップ、双方とも過不足ない、いや十分以上の描写力だった。

しかも、背景ボケは決してうるさくない。

弱点といえば、むしろ描写力が良すぎることではないかと感じている。

私はポヤポヤに映るオールドレンズも嫌いではない。ただ、しっかり表現するマクロレンズが1本だけでもあると、何かと便利なものだ。いろいろな場面で使えるので、一家に1本、必携レンズかもしれない。

それにしても、6年前に誕生したソニー純正のマクロレンズは、撮影後に画像を見て、久しぶりに驚き、感心させられた。

 

撮影に使用した機材

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