旅撮影でα7RⅢの高精細な描写とSEL24105Gの利便性を実感! 日本平ホテル&久能山東照宮・作例

旅行編
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国内旅行に最適な旅カメラを考える(後編)

TBSドラマ「華麗なる一族」のロケ地・日本平ホテル

2020年秋、私はまず東京から伊勢志摩まで走破した。2016年伊勢志摩サミットの会場となった志摩観光ホテルに一泊し、翌朝は伊勢神宮で身を清めた。(伊勢志摩編は前編をご覧ください)

国内の旅カメラはソニーα7RⅢとFE 24-105mm F4 G OSSが適材適所!志摩観光ホテル&伊勢神宮・作例
国内旅行に最適な旅カメラを考える(前編)旅行に選んだカメラはSONY α7RⅢとLeica M10今年は5月に結婚30年記念もかねてフランス・パリに旅行する予定だったが、新型コロナの影響でキャンセルとなった。そのリカバリーとして、この秋、国内旅行を計画した。その結果、妻が「死ぬまでに一度行きたい」と話していた三重県・志摩観光ホテルと、私がかねてから気になっていた静岡県・日本平ホテルを拠点としたコースを選択。車での長距離移動となった。旅といえば、カメラである。どんなカメラを持って行こうか、あれこれ思案するのも楽しいもの。私が選んだのは、SONY α7RⅢとLeica M10の2機種だった。自動車...

翌日、長距離運転で疲れた体に鞭打って、次に向かったのは静岡県・日本平ホテルだった。

志摩観光ホテルは妻が熱望したホテル。一方の日本平ホテルは私がかねてから泊まりたかったホテルだ。

このホテルは「風景美術館」とも言われ、見事な野外庭園とその絶景を一度見たかった。

日本平ホテルに到着したのは夕方。すでに日が暮れつつあった。

到着時はクタクタ。撮影はほとんどα7RⅢのオートフォーカスに頼り、広角域から中望遠まで撮影可能な「FE 24-105mm F4 G OSS」の利便性に助けられた。

日本平ホテルは、2007年にTBS系列で放送されたドラマ「華麗なる一族」のロケ地でもある。

最大の特徴は約15000坪の広大な野外庭園。ドラマでは、主人公の住む屋敷・万俵家の庭園として登場した。天気の良い日は富士山、眼下に駿河湾を望むことができる。

宿泊したのはコーナースイート。広さや装備、部屋の美しさは志摩観光ホテルの「ザ ベイスイート」に迫るクオリティだった。

ベランダからは広大な風景が広がっていた。

夜になると、眼下に夜景が現れた。

翌朝、ベランダに立つと、秋の爽やかな空と陽光に輝く街が広がっていた。

広大な野外庭園。若いカップルが幸せそうに記念写真を撮影する姿が見えた。

野外ドラマ「華麗なる一族」でも登場した石のオブジェが庭園に並んでいる。

次は、望遠端(105㎜)で撮影した眼下の街と山々

逆光の空と雲

庭園から望むホテルと近景

ホテルの従業員によると、2021年1月末まで、すでに予約が埋まっている状態だという。大人気なのもうなづけるホテルだった。

最終日、帰京の日だ。

妻が帰宅前に日本平ロープウェイに乗りたいという。彼女は高所好きで遊園地のジェットコースターも大好物である。

私は高所は得意ではないが、彼女の「絶景を見たい」という要望に押し切られた。

しかし、我々はこのあと予想もしなかったものと遭遇することになる。

豪華絢爛!徳川家康公が眠る久能山東照宮

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日本平ロープウェイは日本平と久能山山上の久能山東照宮を結んでいる。

我々は何の予備知識もなかったので「久能山東照宮って???」という状態だった。

約5分で久能山東照宮の入り口付近に到着。修学旅行らしき子供達の姿も見られた。

久能山東照宮は徳川家康公ゆかりの地。山城のあとに建立されたためか、合計1159段もの階段を登る。案内人の方が「いちいちご苦労さん」と呼ばれていると教えてくれた。

家康の遺訓「及ばざるは過ぎたるよりまされり」が迎えてくれた。

足りないくらいの方がやりすぎるより優っているという意味だろうか。

勝負を急がず、じっと忍耐の末に天下統一を果たした徳川家康らしい言葉だ。

門をくぐると、家康38歳時の手形が置かれていた。

説明によると、推定身長は155センチから159センチだったそうで、現代ならば、小柄な成人男性だ。

この時、我々は久能山東照宮がとても家康公にゆかり深い場所だと感じ始めた。

家康公の手形は他の観光客も珍しそうに眺めていた。

石の灯篭は苔も宿り、味わいを加えていた。

本堂はさらに階段を上がったところにあった。

門の装飾・彫刻も豪華絢爛。α7RⅢの高精細な描写が記憶を呼び起こしてくれる。

105㎜の中望遠までカバーする「FE 24-105mm F4 G OSS」は文化財のあらゆる箇所まで寄れた。

本堂脇をさらに登った。階段の傾斜はさらに厳しくなる。

そして、目に飛び込んできたのは、こんな説明だった。

久能山東照宮には家康の遺体が納められた「廟(びょう)」があったのだ。

静岡市の観光案内によると、亡くなる直前、家臣に駿府の海に望む久能山に埋葬するように命じていたという。

亡くなる直前、家康公は家臣たちに「遺骸は久能山に埋葬すること」を遺命として託されました。二代将軍徳川秀忠公は直ちにそれを実行し、また久能山に家康公を祀る神社を造営することを発令しました。これが久能山東照宮の始まりです。(参考:しずおか観光情報 駿府静岡市

私も妻も家康公の遺体は日光東照宮に葬られたとばかり思っていた。

予備知識がなかった分、久能山東照宮で遭遇した「神廟」は驚きであり、良い思い出になった。

さて、帰宅である。

門前付近に戻ると、コロナ渦でも観光客の姿は少なくなかった。

太平洋が望める場所に移動し、東京まで気を緩めることなく安全運転するぞと気合を入れた。

1000キロ以上を2泊3日で走り抜けた旅行は終わった。

撮影者:ソニーα7RⅢ+FE 24-105mm F4 G OSS

撮影補助:SAKYO

コメント

  1. Andantino より:

    撮影補助 様

    こんばんは。
    お疲れ様です。

    24-105mmF4やっぱりいいですね。
    私も買うかどうか迷っていた一本ですが、この描写を見れば買うしかないです。

    思えば、キャノンのEF24mm-105mmF4Lは私が人生で一番使った画角・レンズです。フランス、イタリア、アメリカなどの撮影旅行で95%以上使ったものです。コンバーターで使えますが、SONYの純正を使うのがやはり本道でしょう。

    今回のお写真では、野外公演のカップルの2枚目が面白い写真に思えます。
    コンテストなら、迷わず選ぶ一枚です。

    LUMIX DC-S5KやEOS R6(この前借りて撮りました)を使って思うのが、SONYの手ブレ防止の弱さです、a7R3に比べて。a7Cはどうでしょうか?

  2. 左京 より:

    Andantinoさま

    本当はFE 24-70mm F2.8 GMにしようかどうか迷った末に選んだのが24-105mm F4 Gでした。GMレンズは900g近い大砲なので、お手軽さに劣ると判断しました。実際に使用すると、24-105mm F4 Gでも日中撮影ではF4もあれば十分でした。何よりも、今回の撮影で分かるように描写力も優秀、AFも迅速で正確です。記録写真としては十分だと思っています。

    今回の写真もお褒めいただき、ありがとうございます。若いカップルを通して野外庭園の広大さが伝われば、と思い、シャッターを切りました。

    手ぶれ補正の件ですが、現状ではパナ、オリンパス、キヤノンが優秀だと思います。フルサイズに関して言うと、SONYのEマウントは口径が小さめのために不利なのかもしれませんね。

    ただ、スチール使用ならば、さほど気にならないと思います。私の場合、昔は仕事でカメラを手にしていたので、さほど手ぶれは気になりません。むしろ小さめのレンズがサードパーティーも含めて、どれだけ選択肢が多いかと言う点に関心があります。

    α7Cは先日渋谷で短時間撮影しましたが、軽量コンパクトに加えて、シャッターの小気味良さ、AFの速さ等々、使用感は期待以上でした。私はキットレンズも購入したのですが、国産カメラの中ではコンデジも含めて最も持ち出す回数の多いカメラになりそうです。いずれ、ファーストインプレッションをプログに書きたいと考えています。

    有意義なコメント、ありがとうございました。

  3. Andantino より:

    左京 様

    こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    a7Cの写真をいずれのせてください。待ってます。

    脱線しますが、価格コム・デジタル一眼カメラ 人気売れ筋ランキングで ニコンDfが怪しく上昇しています。うーん、私も実は欲しいです。

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