私がカメラやレンズを選ぶ際に留意していること
カメラやレンズを選ぶ際の条件は小型軽量!
今年2月、私は保有するカメラを当ブログで紹介しました。
あれから8ヵ月余り、今年は買い替えや追加購入を続けた結果、ほぼ思い描いたラインナップに近づいてきたので、忘備録として記録したいと思います。
その前に、私がカメラやレンズに求めるものは何か?(解像度や収差など写りの良さのほか)
まずはカメラですが、次の通りです。
- 小型軽量
- 高性能・高機能
- 手ぶれ補正搭載
- バリアングルか180度チルド方式の液晶モニター
- フォルムの美しさ
次にレンズ。
- 小型軽量
- F値が低めの明るいレンズ
- 手に取った時に感じる高級感
全てを満たすカメラやレンズはさほど多くはないのですが、上記の点は意識しています。
カメラは贅沢な趣味なのか?
私は若い頃、フィルムカメラを仕事に使用していました。
フィルムカメラですから、シャッター速度も露出もフォーカスも自分で合わせるマニュアルの時代でした。
しかし、いまはオートに設定すれば、シャッタースピード、露出、フォーカスも全てカメラが合わせてくれます。撮影した瞬間、どんな風に写っているのか確認することもできます。
便利な時代です。これからカメラを趣味に始める人は、とても恵まれていると感じます。
しかも、フィルム時代は現像とプリントにかなりのコストが必要でした。
デジタルカメラ時代は現像代はゼロ、プリントは用紙代が必要ですが、パソコンやスマホで鑑賞する分にはコストが不要です。
スマホの普及で、カメラの衰退が危惧されています。
しかし、カメラは、車や時計に比べたら、はるかに安上がりな趣味です。
最高級のライカM10でも100万円ほど。レンズを合わせても200万円もあれば、手に入ってしまいます。
カメラは経済的リスクが少ない趣味だと、自分に言い聞かせていますwww
私の愛機を紹介(2019年10月現在)
LEICA(ライカ)〜歴史とデザインが魅力
私の保有するライカのカメラ・レンズは以下の通り。
【カメラ】
- LEICA M10 ブラッククローム
- LEICA C-LUX(コンデジ)
【レンズ】
- SUMMICRON-M f/2/35mm ASPH.
- SUMMICRON-M f2/50mm
- SUMMARIT-M f2.4/90mm
1914年に誕生し、100年以上の歴史を誇るライカは、知れば知るほど、その歴史に寄付したくなる不思議なメーカーです。
他のカメラメーカーと比べて、法外な価格。それでもライカファンは、歴史とフォルムの美しさ、そして引き算の美学に魅せられてしまいます。
LEICA M10は、今時のデジタルカメラのようなオートフォーカスや動画撮影機能は搭載されていません。
これを人は「引き算の美学」と言います。
写真撮影だけに機能を絞り込んで、税込み約100万円という暴力的な価格。
それでもライカの描写に魅せられた私のような人が敬意を表して寄付金を支払ってしまいます。
SONY(ソニー)〜圧倒的な先進技術が特徴
私が保有するソニーのカメラ・レンズは以下の通りです。
【カメラ】
- α7Ⅲ
- RX100M5(コンデジ)
- RX100M7(コンデジ)
【レンズ】
- SEL24105G
- SEL100400GM
- SEL28F20
- SEL55F18Z
カメラの主戦場はフィルムからデジタル一眼、そしてミラーレス一眼に移ろうとしています。
ミラーレス時代にあって、ソニーは驚きの機能や性能を次々発表し、最も注目されています。
とくに、α7Ⅲは発売早々から高性能・低価格ゆえに大人気となり、一眼レフ時代からミラーレス一眼時代に完全に歴史を塗り替えた記念すべき機種でもあります。
ソニーにはさらに高性能なカメラもありますが、α7Ⅲには歴史的オーラを感じています。
ライカが機能を引き算するメーカーだとすれば、ソニーは機能を加算するメーカーです。
その両極に触れたいという潜在意識が、私をソニーユーザーにしたのかもしれません。
FUJIFILM(フジフイルム)〜色味と情緒的描写力が特徴
私が保有するフジフイルムのカメラ・レンズは次の通りです。
【カメラ】
- X-T3
- X-T30
- X-E3
【レンズ】
- XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
- XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
- XF16mmF1.4 R WR
- XF23mmF2 R WR
- XF27mmF2.8
- XF35mmF1.4 R
- XF35mmF2 R WR
- XF56mmF1.2 R
フジフイルムは私が散歩などに持ち出す機会が最も多いメーカーで、発色良さと情緒的な描写が魅力です。
センサーサイズはASP-C。フルサイズではありませんが、ハンディーを感じることはありません。
むしろ、センサーサイズが小さい分、ボディやレンズも小型軽量化できるので携帯性に優れたカメラで撮影頻度が高くなっています。
フジフイルムはもともとフィルムメーカーなのだから発色が良いのは当然と考える人が多いと思いますが、フジフイルムは色味だけでなく、レンズの性能が価格の割に優れている点も大きな特徴です。
「フジのレンズにハズレなし」と言われますが、使用していて、まさにその通りだと思います。
フジフイルムのカメラ開発姿勢に対する不満点とは?
ただ、フジフイルムに対しては不満な点があります。
それは、手ぶれ補正を搭載したカメラが少ないこと。もうひとつは上位機種にバリアングル、ないしは180度チルド式液晶モニターのカメラがないことです。
いろいろなことを言う人がいますが、どちらも必要です。あればあったで便利なのは間違いありません。
ソニーやキヤノンは売れ筋上位に両機能が備わった機種が多いことからも、消費者が魅力を感じる機能であることは間違いありません。
軽量小型なカメラは三脚撮影ではく、手持ち撮影が中心です。手持ちならば、手ぶれ補正の重要性をもっと真剣に考えるべきです。
APS-Cという小型軽量カメラにこだわるフジの哲学からは当然の帰結なはずです。
現状では、初心者に「APS-Cカメラはどれがいい?」と聞かれたら、ソニーα6600をすすめます。軽量コンパクトなのに手ぶれ補正と180度チルド式を搭載しているからです。
先日、当ブログでフジフイルム初のバリアングル搭載カメラX-A7を紹介したのは、上位機種でも同じチャレンジを期待したからです。
次は、α6600に負けないカメラを強く期待しています。
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