LEICA M10-P M M9-P

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復刻ノクチ「Noctilux-M 50mm F1.2 ASPH.」はライカ沼脱出レンズ!(カメラ雑談&作例あり)

趣味カメラは決して「最新=最善」とはいえない名カメラマン不要の超ハイスペック競争時代に突入2021年夏、東京のコロナ新規感染者数は1日あたり5000人を突破した。しかも、猛暑と大雨を繰り返し、とても気楽に街スナップに出かける気分になれない日が続いている。このため、気乗りしない撮影は休んで、最近はゆっくり本業の執筆に専念している。ただ、当ブログには更新を楽しみに訪問してるカメラ・写真ファンも少なくない。本当に感謝に堪えない。それゆえ、今回は最近のカメラ事情をめぐる雑談と今年購入した最も高価なレンズ「Noctilux-M 50mm F1.2 ASPH.」について語りたいと思う。東京五輪でトライアル...
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無名の写真家・工藤正市から学ぶフィルムの伝える力!最初のフィルムカメラは何が最適か?(作例あり)

無名の写真家に感動しフィルム写真の魅力を再認識した日本にもあった「ヴィヴィアン・マイヤー」のような話日本にもヴィヴィアン・マイヤーは存在した。いや、彼女のようなストーリーがあったと申し上げた方が正確かもしれない。ニューヨークを撮り続けたヴィヴィアン・マイヤー(Wikipedia)は、近年、写真愛好家を驚愕させた女性写真家だ。生前、15万点以上の写真を撮りながら、1点も発表せず、この世を去った。2007年、シカゴ在住の青年がオークションでそのネガを入手。ブログに掲載したことから世界中で話題となり、写真展のみならず、ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が製作、公開された。最近、似...
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M型ライカユーザー必携の大口径レンズ!コシナの「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」は優れた和製ノクチルックスだった(作例あり)

「NOKTON 50mm F1.2」と「Noctilux-M 50㎜ F1.2 ASPH. 」の比較高感度性能が向上したデジタル時代に大口径レンズは本当に必要なのか?フィルムカメラで仕事していた頃、F値の明るい大口径レンズは憧れだった。とくに、レンズを通した画像が見える一眼レフだと、F値の明るさはファインダーの見え方に影響したからだ。大口径だと明らかにファインダーが明るい。明るいということはフォーカシングが楽だし、気持ちも良い。それゆえ、フィルム時代、国内外のメーカーが大口径レンズの開発競争を繰り広げたのは、ある意味、当然の成り行きだった。しかし、いまはミラーレスの時代だ。適度な明るさに修正さ...
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銘匠光学「 TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」は期待以上の描写力だった!安価であっても中華レンズは侮れない!(作例あり)

「 TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」は中国メーカーの台頭を象徴するレンズ初の中華レンズ!「TTArtisan 50mm f/0.95 ASPH」を購入した理由晴れてM型ライカのオーナーになったものの、ライカ純正レンズの恐ろしい金額を前に、購入のための金策や純正レンズに代わる代替策をあれやこれやと思案している人は多いのではないかと思う。私もその一人である。長期保有していた株を利益確定するなどして、何とかレンズ資金を調達している状態だ。常用レンズならば、多少高額でも頑張って購入するが、年に数回ほどしか使わず、防湿庫の老名主になることが予見されるレンズは見送っている。そのひとつ...
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初代ズミルックスは現代レンズに負けない描写力だった!還暦過ぎの貴婦人とスナップ散歩(Leica M10-P+初代Summilux 50㎜ f1.4の作例あり)

美術工芸品的オールドレンズ・貴婦人の魅力を探る2021年のカメラ業界は物凄い幕開けとなった!コロナ対策の緊急事態宣言が2月に延長されそうだ。フリーのプロカメラマンや写真家が「仕事が激減した」と嘆いているが、趣味カメラの私もスナップに出かける気分になれない。しかし、人類が直面した歴史的な事態が進行しているのである。人々の表情や行動を記録しておきたい。緊急事態宣言が発表された最初の週末、一念発起してスナップ撮影した。使用機材はLeica M10-Pと初代Summilux 50㎜ f1.4、いわゆる貴婦人である。所有個体は1959年生まれ。還暦過ぎのお姉さん?だ。少しだけカメラ雑談をしたい。カメラ販...
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東京スナップは35㎜ズミクロンが心地よい!バブル期に暮らした目黒〜白金を散歩(M10-PとSummicron-M 35mm F2 ASPH.の作例) 目黒駅〜白金

都市スナップに理想的なカメラシステムとは?カメラ雑談!ニコン・キヤノンではなくライカを選択する理由最近、カメラ業界のニュースはお先真っ暗といった風情だ。とくに心配なのはニコン。キヤノンは安く作って高く売る商法が功を奏しているのか、なんとか今年下期は業績予想を上方修正している。一方、ニコンは映像事業の営業利益が昨年3月期に171億円の赤字転落。2021年3月期も450億円の大赤字を見込んでいる。ミラーレス分野におけるソニー独走に対抗できるのはキヤノン1社という業界図が鮮明になった。競争なきところに発展はないので、ニコンも何とか盛り返して欲しいが、東洋経済に掲載された池上博敬・ニコン常務執行役員の...
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Leica M(Typ240)と8枚玉で祐天寺をスナップ!カラーとモノクロを比較した(初代Summicron 35㎜ f2.0・作例)

なぜ、いまだに、初代Summicron 35㎜ f2.0(8枚玉)が人気なのかモノクロフィルム時代のレンズでカラー撮影する面白さとは?前回は、初代Summicron 35㎜f2.0(通称8枚玉)で、1月3日に東京・目黒区祐天寺をスナップした作例を紹介した。モノクロ時代のレンズだけあって、その描写は懐かしいうえに階調豊かで見事だった。では、モノクロ・フィルム時代の8枚玉をデジタルライカでカラー撮影したら、どんな描写になるのか?1月8日、再度、祐天寺をスナップした。カラーとモノクロを比較するため、前回と同じ被写体も撮影した。使用したカメラは、前回と同じM(Typ240)。M10の1世代前のカメラで...
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Leica Mと8枚玉で祐天寺をスナップ!伝説的レンズは懐かしい情景を描いた〜初代Summicron 35㎜ f2.0・作例あり

初代Summicron 35㎜ f2.0、通称8枚玉の魅力とは?現代レンズとオールドレンズの私的使い分けカメラやレンズに魅せられると、ある病気に感染することがある。描写が滲んだり、周辺解像が甘い、よく写らないオールドレンズを目の飛び出る価格で手に入れて悦に入る、全くもって厄介な病気だ。ライカの場合は「ライカ病」と呼ばれることがあり、ライカ病については写真家田中長徳さんが数々の名著を書かれているので、参考にしてほしい。(function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b=b||function(){arguments.currentScrip...
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ライカ最高峰アポズミは至高のスナップレンズ!代官山の小さな神社で初詣撮影(APO Summicron 50mm F2 ASPHの作例あり)

アポズミクロンは「ライカが世界一のレンズを生み出すメーカーの地位を揺るぎないものにするレンズ」2021年の抱負と私が考えるカメラを楽しむ方法あけましておめでとうございます。残念ながら、新年もコロナ禍が続き、しかも過去最悪を迎えるなかでスタートした。現在、政府が緊急事態宣言を表明するのは確実視されている。カメラ趣味人にとって旅行の機会が制限され、撮影の場は減少しそうだ。しかし、悪いことは永遠に続かない。「朝の来ない夜はない」と前向きに考えたい。このところ、プロカメラマンは経済的危機に瀕しているようだ。最近はカメラマンや写真家が相次いでユーチューブに動画を上げている。少しでも動画コンテンツで稼ぎた...