ソニーの高級コンデジRX100M7は最高の旅カメラなのか?
散歩や海外旅行に持ち出すカメラの最適サイズとは?
1月7日にキヤノンが一眼レフ「EOS-1」シリーズの最新機種”EOS-1D X Mark III”を2020年2月中旬に発売すると発表しました。(プレスリリース)
スポーツ報道などプロの撮影現場に求められる高い性能を備えたというだけあって、ほぼ文句なしの高性能モデルですが、価格は報道機関など法人需要を想定しているのか、当初の実売価格は税込み72万円と予測されています。
お値段も高級ですが、重さも凄い。従来機種「EOS-1D X Mark II」(2016年4月発売)より約90g軽量化したとはいえ、それでも「EOS-1D X Mark III」は約1440g。レンズを含めると2キロを超える巨大なシステムです。
ですから、高性能とはいえ、手軽に持ち出せるカメラではなく、筋トレで鍛えていなければ、長時間、スナップ撮影するのは至難の技となります。
こうした高くても重くて高いプロ機の対局にあるのが、コンデジです。
機能・性能面では劣りますが、取り回しの良さは何倍も上回ります。
ただ、コンパクトなコンデジと言えども、画質やAF(オートフォーカス)のスピードや正確性は妥協したくはありません。
そんなユーザーに、2019年に登場以来、圧倒的な人気を博しているのが、重量わずか300gの高級コンデジ・ソニーRX100M7です。
ソニーのプロ用フルサイズα9と同等のAF性能を備えていながら、24〜200㎜という広域から望遠までスームが可能なため、運動会や旅行には最適なカメラだと考えています。
東京ドーム周辺の夜散歩でスナップ撮影
RX100M7はフルサイズα7Ⅲのサブカメラとして購入したのですが、唯一の弱点とされているのがF値の暗さです。
私はRX100M5も所有していますが、これはF値が1.8スタート。対するRX100M7はF値が2.8スタートなので、暗所の画質が気になっていました。
最近、東京ドーム周辺の散歩やマカオ旅行にはRX100M7を携帯したので、歩きながらフルオートで撮影した写真を参考掲載したいと思います。
まずは、東京ドーム周辺の散歩撮影です。
いずれも2019年の暮れも押し迫った12月下旬の撮影です。
イルミネーションを忠実に再現、いや見た目よりも美しく再現してくれています。
次は、2020年元日に中国・マカオを旅行した際の写真を紹介します。
巨大カジノが乱立するマカオ・コタイ地区でスナップ撮影
イタリアのベネチアをモチーフにした巨大ショッピングモール
今回のマカオ旅行で宿泊したのが、ラスベガス・サンズが運営する「ザ・ベネチアン マカオ リゾート ホテル」でした。
東京ドームより広いカジノがあり、巨大なショッピングモールと直結していて、日本ではありえないほどの巨大なリゾートホテルですが、今回はそのショッピングモールでスナップ撮影しました。
ショッピングモールはベネチアがモチーフとなって運河が流れていて、屋根には空が描かれていますから、すべて室内撮影ということになります。
やや薄暗いなかでの撮影ですから、RX100M7の暗所性能を試すには絶好の機会だと考えました。
マカオで見た幸せな光景
ここからは、旅行者の幸せな表情です。
まずはマジシャンと一緒に子供達の記念撮影をするお父さん。実に微笑ましい光景でした。
幸せそうなカップル。ツリーをバックに自撮り撮影していました。
モールを流れる運河では、「ゴンドリエーレ(GONDOLIERE)」と呼ばれる女性が歌いながらゴンドラを漕いでいます。
ご覧のように薄暗い中でもフラッシュなしで結構な写りとなっています。
RX100M7はセンサーサイズが1型で、フルサイズやAPS-Cのカメラに比べて暗所性能は劣ります。
ただ、その点はカメラサイズや重量とのトレードオフ。旅行ではバックに常備しても邪魔にならないコンデジが総合的に優れているというのが私の考えです。
海外旅行のカメラ撮影で重要なこと
マカオに到着した翌日は、外の風景も撮影しながら散歩。明るい場所では、安定の写りの良さです。
そして、2日目の室内撮影です。
海外に限らず、旅行が終わったら、カメラ撮影に懸命になって旅を楽しむこと自体を忘れていたことはありませんか?
非日常の体験を楽しむために旅行するのか、カメラ撮影のために旅行するのか、旅行する前に目的を明確化することが重要です。
今回の撮影は、いずれも歩きながら、フルオート・JGEGで撮影しました。
というのも、一番下の娘の就職先も決まって2020年からは子供達全員が社会人になるため、その記念旅行であり、カメラ撮影は二の次だからです。
ですから、小型軽量で歩きながら手軽に撮影できるカメラは、非日常体験と思い出づくりの両方を満たせる最適な旅カメラだと考えています。
コメント