とうとうX-T4を予約宣言した!最近の富士フイルム人気と私が理想と考える趣味カメラとは?

CAMERA COLUMN
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メーカーのスペック競争と趣味カメラマンの視点

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趣味カメラマンはメーカーのスペック競争から身を置くべきだ

最近、キヤノンなど大手カメラメーカーが6000万画素や8000万画素、いや1億画素といった画素数や、6K、8Kだと言った解像度をめぐる高スペック競争が激化しています。

価格も高スペックなものは40万円から60万円といった高価格帯がずらりと並び、「とても、そんなカメラには手を出せない」と考える消費者が大半だと思います。

冷静に考えると、職業カメラマンや職業ビデオグラファーは別として、一般的な趣味カメラマンに、それだけの高スペックは必要だろうかと考えることがあります。

フィルム時代からデジタル時代に移行し、デジタルカメラも一眼レフからミラーレスに変遷するなかで、最近のカメラはAF速度を中心に普段使いには十分なスペックに到達しました。

あとはフルサイズか、APS-Cかといったセンサーサイズや、バリアングルかどうか、ボディー内手ぶれ補正かどうかといった使い勝手の差異が機種選びのポイントになっています。

正直って、最近2〜3年で発売されたカメラは、必要十分なスペックを兼ね備えたいま、我々、趣味カメラマンはそろそろメーカーのスペック競争から身を引いて、自分が持ち歩きたくなるようなカメラを自由に選ぶ時代が来たのではないでしょうか?

そのくらい、どのカメラも趣味使いには優秀なモデルばかりになりました。

安くて軽くて高性能なX-E3が大人気な理由とは?

カメラをめぐっては消費者の動向にある変化を感じます。

最近の売れ筋をみると、重くて大きくて高いカメラではなく、1世代前の安くて高性能なカメラを選択する人が増えてきました。

その象徴が、最近まで、私も所有していた富士フイルムの極小カメラX-E3(重さ287g)。

私は20代の頃、フイルムカメラ(ニコンF3)で仕事をしていましたが、その後、カメラから離れて働き、約30年ぶりに購入した初のデジタルカメラがX-E3でした。

2年半前の2017年9月28日に発売されたカメラで、現在では1世代前のセンサーを積んでいます。

しかし、オートフォーカス(AF)が遅いと感じたことはありませんし、描き出す写真は素晴らしいし、文句なしのカメラでした。しかも、価格は安い。何よりも軽くてルックス良し。スナップには最適なカメラだと感じて購入。その素晴らしさを早くから紹介してきました。

富士フイルムX-E3はコスパ抜群のスナップカメラ!写り良し・携帯性良し・スタイル良しでも格安の機種だ
私のX-E3はライカM10のサブカメラカメラは「価格=良い写り」とは言い切れない私がいま、ライカM10のサブカメラに利用しているのが富士フイルムのX-E3。レンズ交換式でありながら、小型軽量で抜群の携帯性を誇るXシリーズ最小のカメラです。どれだけ小さいかというと、幅121.3mmX高さ73.9mmX奥行き42.7mm、重量は約337g。パンケーキレンズをつけると、さながらAPS-Cセンサーのコンデジといったフォルムです。富士フイルムの公式サイトには表現が多少オーバーですが、次のように記されています。「必要な機能性能を極限まで研ぎ澄まし、本質だけを形にしたFUJIFILM X-E3。ミニマリズム...

最近、ユーチューバーのジェットさんも、このX-E3の魅力に気づいて紹介して以降、どんどん売れ始め、価格.comをみると、3月20日現在、富士フイルムのモデルの中では売れ筋トップ、全体でも3位という大人気となっています。(3月31日まで2万円キャッシュバックキャンペーン中です)

私は先日、富士フイルムが発売したコンデジX100Vを購入し、X-E3とキャラがかぶっているので売却しましたが、将来、中古で買い戻す日がくるかもしれないと思わせるモデルでした。

なぜ、私が富士フイルムを好むのか?

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趣味カメラはJPEG撮って出しが望ましい

私がフィルムカメラを仕事に使っていた時代、撮影したあと、現像し、印画紙に焼き込む際、できるだけトリミングせず、覆い焼きしなくて済む写真を撮影することが一つの目標でした。

覆い焼きというのは、露出に失敗した際、印画紙に当たる光量を手で遮るなどして調節し、普通に撮影したように修正するものです。

いまでいえば、レタッチ(編集)のようなもので、できれば、避けたい行為でした。

「トリミングや覆い焼きしなくてもいい写真を撮影しよう」

現場では、いつも、心の中でそう願って、シャッターを切っていました。

そのせいか、私はデジタル時代のいまでもJPEG撮って出しが理想です。

もっとも、スポーツなど報道カメラマンはJPEG撮って出しが基本だと聞いていますが、ワークフローを考えると、ゆっくりレタッチしている暇がないからだと思います。

最近は、RAWで撮影し、ソフトを使ってPCなどで編集・色復元する人が目立ちます。

あまりにもあり得ない色調整に著名な女性カメラマンが異論を唱えたと聞きましたが、私も共感します。最近は存在していなかった月や雲を写真に加えることができるのですから、手を加えすぎるのは写真というよりもイラストになってしまいます。

写真は字の如く、「真」を「写」すことですから、記録性・再現性が重要です。ですから、各種写真コンクールぐらいはJPEG撮って出し縛り限定にしてみてはどうかと思います。

話を戻すと、商業フォトグラファーや映像クリエイターなど職業人がRAWデータを一生懸命編集するのは分かりますが、一般の人はカメラ撮影に加えて現像に没頭している暇がありません。

寝食もままならないような厳しい仕事に打ち込み、一方で家族との時間を割き、自分自身を高めるための勉強時間も必要です。

ですから、カメラの現像システムが優秀な富士フイルムのカメラが趣味カメラには最適だと感じているのです。

富士フイルムのカメラ内現像力は物凄い

結局、写真はカメラで現像を済ませるJPEG撮って出しか、それともPC上で現像するRAW撮影かに大別されます。

私のようなズボラ人間は撮影した瞬間にカメラ内で現像も終えているのがとても便利です。

最近、発表されたX-T4は、シネマチ風のETERNA(エテルナ)やクラシックネガなどに加えて、新たに「ETERNA ブリーチバイパス」を追加、フィルムシミュレーションは18モードに増えました。

 X-T4では、新たな”色”の提案として「ETERNA ブリーチバイパス」を追加しました。 彩度は低く抑えられつつもコントラストのある仕上がりの絵は、フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた”銀残し”のフィルム現像技法を忠実に再現。表現の選択肢を更に広げます。画質設定の「ハイライトトーン」と「シャドウトーン」をプラス側に、「カラー」をマイナス側に設定すると、銀を多く残したような風合いを再現できます。(出典:富士フイルム

なお、X-T4に盛り込まれたフィルムシミュレーションは次の通りです。

PROVIA/スタンダード、 Velvia/ビビッド、 ASTIA/ソフト、 クラシッククローム、 PRO Neg.Hi、PRO Neg.Std、モノクロ、モノクロ+Yeフィルター、モノクロ+Rフィルター、モノクロ+Gフィルター、セピア、ACROS、ACROS+Yeフィルター、ACROS+Rフィルター、ACROS+Gフィルター、ETERNA/シネマ、クラシックネガ、ETERNAブリーチバイパス

現代的な写真からフィルム時代を彷彿とさせる写真、さらには映画のワンシーンを切り取ったような写真、あらゆるタイプの写真がカメラの中で現像されてしまうのです。

富士フイルム「X-T4」はボディー内手ぶれ補正とバリアングル搭載の理想的なAPS-Cミラーレスカメラになりそうだ!
フジフイルムが2月26日にX-T3の後継機「X-T4」を発表する予定です。現行のX-T3が発売されたのは2018年9月20日。わずか1年半ほどで後継機を発表することになります。最近はミラーレスを取り巻く技術競争は激しく、富士フイルムのカメラは色味や絵作りには定評がありますが、機能面では他メーカーの後手に回っている面が少なくありませんでした。しかし、これまでの情報を総合すると、新モデル「X-T4」は他メーカーとの遅れを一気に取り戻し、性能・機能、価格面、作り出す画像の素晴らしさと、三拍子揃った理想的なカメラになりそうです。というわけで、X-T3ユーザーの私にとって、X-T4がどんなカメラになって...

とうとうX-T4の予約宣言を完了

image:富士フイルム

X-T4は一言で言えば、いま、多くのカメラマンが欲しがる昨日や性能を全て揃えたカメラだと感じています。

ボディ内手ブレ補正、バリアングルの液晶パネル、高速AFとシャッター速度、暗所でもシャスピン機能、豊富なフィルムシミュレーション、4K60Pの動画も可能・・・・

よくも、これだけ全て揃えてくれたと思うほどの充実ぶりです。

というわけで、敬意を表して、X-T4の予約宣言に登録しました。

これで、今年はX100VとX-T4の2台を購入することになります。

すでにX100V(ブラック)は手元に届きましたが、M型ライカに負けないような男前のルックスでした。X-T4もブラックを予約する予定です。

 

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